学校概要

校長あいさつ

校長  永迫 昌毅

令和4年4月に校長として赴任しました永迫昌毅と申します。25年以上前には、教員に採用された初任地として本校に勤務の経験があり、普通科の担任を3年間勤め、卒業生を送り出しました。当時の生徒たちもとても優しく、挨拶などの礼儀もとてもしっかりしており、授業や学校行事を一緒になって楽しんだことを思い出します。

本校は「正しく、やさしく、すこやかに」の校訓の下に培われた、品位のある落ち着いた校風を持つ学校です。大隅地区唯一の市立女子高等学校として昭和33年に開校し、65年の歴史を刻みました。端正な服装や礼儀正しさ、奉仕の心など、地域の方々や地元の企業から高い評価を受けております。令和2年3月には新校舎が完成し、令和3年には、部室棟やテニスコート、グラウンドも完成しました。校舎の壁にはバラのレリーフがあり、上品な本校の雰囲気にとてもマッチしています。

新しい校舎以外にも本校の魅力はたくさんあります。部活動は多方面で活躍しており、九州大会や全国大会に出場する部もあれば、地元の企業等と連携して地域貢献をしている部もあります。また、情報ビジネス科、生活科学科の専門学科においては、資格取得で素晴らしい成果を収めておりますし、普通科においても、国公立大学をはじめ、多くの生徒が上級学校に進学し、自分が望む進路実現を果たしています。また、令和2年度から始まった「総合選択制」の授業も魅力の一つであり、教科・学科の垣根を越えて、自分が学びたいものを学べる体制ができています。

4月7日には新入学生183人を迎えました。本校の生徒、職員ともに、これまで以上に生き生きとした姿を皆様にお見せすることができるよう、精進を重ねてまいります。これからも、御理解と御支援をよろしくお願いいたします。

これまでの歩み

昭和33年4月
鹿屋女子高等学校全日制家庭(家政)科として開校
1年生1学級50人、2・3年生は従前の鹿屋農業高等学校(大姶良分校及び花岡分校)
の生徒を合併統合して発足
昭和37年04月
商業科を新設
昭和37年11月
校歌制定
昭和40年04月
食物科を新設
昭和51年04月
食物科の募集を停止し、普通科を新設
昭和62年11月
創立30周年記念式典挙行、校訓の森造園、校訓碑建立
平成05年04月
情報処理科を新設
平成06年04月
家政科を生活科学科に再編成
平成09年11月
創立40周年記念、正門・門柱改修工事
平成19年11月
創立50周年記念事業として同窓会よりグランドピアノを寄贈
平成26年04月
情報処理科・商業科を情報ビジネス科に再編成
平成28年12月
「鹿屋女子高等学校みらい創造プラン~活性化基本方針~」を市教委が策定
平成29年08月
ICT教育環境整備がはじまり、電子黒板28台を設置

基本理念

しなやかで豊かな感性を持ち社会に貢献できる人材の育成

鹿屋市教育委員会が多方面からの意見聴取や様々な検討を重ねて、平成28年12月に策定した「鹿屋女子高等学校みらい創造プラン~活性化基本方針~」における学校としての在り方を示した基本理念です。鹿屋女子高等学校は、社会で活躍する女性人材の育成に取り組んでまいります。

校訓

「正しく、やさしく、すこやかに」

校訓の由来

草創期の校訓は、鹿屋市の学校教育方針と同じであったが、新時代に即応する女子に対する高等教育を施すという趣旨で、昭和42年に制定。
「正しく」は自主的学習による正しい判断力を、
「やさしく」は品位と教義あるやさしさを、
「すこやかに」は勤労を愛好する健全な心身を育成する ことを表し、知・徳・体の具現化を目指している。

校歌

作詞 椋 鳩十
作曲 林 幸光

菜の花の咲き続きたり
高原のかすむ果てまで
おとめわれ 美しきもの
咲かせんと のぞみ大きく
咲かせんと 肩くみつどう
おとめわれ 鹿屋女子高

高隈に三日月でたり
金色の角笛に似て
おとめわれ かがやけるもの
みがかんと 知恵の実拾う
みがかんと 実技を学ぶ
おとめわれ 鹿屋女子高

銀翼の高くとぶあり
大空のきわみのはてに
おとめわれ いやたかきもの
もとめんと 努力おしまず
もとめんと 追求やまず
おとめわれ 鹿屋女子高

校章

大きなペンのクロスは「勉学」の象徴。それを支えるコバルト色は「希望」を示し、「高」を囲む「女」の紅色は「女生徒の純情」を表しています。